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看護師の単発バイト イベント救護って何?
イベント救護のバイトとは、その名の通り、イベント開催時の救護要員で働くことです。
イベントの種類は、サマーフェスタ、スポーツ大会、コンサートなど多岐に渡ります。
このような、楽しそうな響きのイベント救護のお仕事ですが、実際はどのような感じなのでしょうか?
今回は、私が実際にイベント救護として働いた経験をもとに、お話ししていきます。
イベント救護:お仕事依頼〜当日の流れ
今回私が参加したのは、子供向けコンサートイベントでの救護要員でした。
お仕事依頼
このお仕事は、私が福岡県から山口県に引っ越し、新しい土地での働き方を考えていた時のお仕事です。
引っ越しの際に、今後も看護師単発のお仕事をすることも考えていたので、それまで登録していたナースパワー 福岡支社から、山口県を管轄している広島支社に登録の変更をしていました。
登録変更時に広島支社の方には、「山口県は単発のお仕事自体が少ないので、あまり紹介できないかもしれない」と言われていましたが、それから程なくして、こちらのイベントのお仕事の打診を、個人的にメールでいただきました。
広島支社に登録変更した際に希望の働き方は伝えていたので、希望通りの仕事があった際に、優先的にお話をいただけたのだと思います。
メールで、仕事内容を確認して、条件も良さそうだったので、すぐに仕事を受けることを決めました。
当日までの手続き
お仕事をすることを決めて、ナースパワー とメールで2〜3回程度、必要書類などのことで連絡をしました。
そして、お仕事の2週間前ぐらいに、契約内容詳細の書かれた書類が届きました。
また、ナースパワー からの指示で、イベントの担当者の方に事前のお電話をさせていただき、ご挨拶と当日のわからないことなどを伺いました。
このように、エージェントへの会員登録が終わっていれば、単発のお仕事を行うまでにすべきことは多くはありません。
お仕事の契約をして、書面で契約内容を確認、質問があればそのやりとりを行う程度です。
イベント当日までで、押さえておくべきポイントは、以下の4つです。
イベント決定から当日までの注意事項
・服装
今回は、子供向けのイベントだったので、「スーツなどの着用は不要だけど、カジュアルすぎない服装」との指示でした。
なので、当日はストライプ柄のシャツと紺色のパンツ、動きやすい黒の靴でいきました。
イベント救護のお仕事は、決まった格好はなく、夏のイベントや、スポーツイベントなど、その場にあった服装で行くことが多いと思われます。
ですが、どこに行く場合でも「看護師の派遣会社からのお仕事であること」を忘れずに、清潔感のある服装を心がければ問題ないでしょう。
・大まかな患者層と救護内容
イベントによって、来場者の層は全く違います。
イベントの大まかな利用者層、予測される救護内容などを事前に情報収集しておくことで、自分のすべきことの予測も付きやすくなります。
・自分の昼食
単発バイトは、”仕事として何をすべきなのか”などの業務内容に注意が向きます。
なので、忘れがちになるのが、”自分の昼食を準備する必要があるのか?”です。
お仕事の詳細書類などに記入されている場合もあるので、忘れずに確認しましょう。
・駐車場のこと
大きなイベントの場合、郊外で行われることも多く、車で行くこともあると思います。
その場合、一般的にはスタッフ専用の駐車場が準備されているので、事前に確認しておくと当日がスムーズでしょう。
イベント救護:看護師の役割
今回のお仕事は、午前の部と午後の部と2回に分けて開催されるファミリーコンサートのイベントでした。
来場者は、小さな子供が多いので、何かあるとすれば、子供の怪我や突然の嘔吐の可能性が高いとのことでした。
その際に、救護室での対処だけでいいのか、病院に行くのがいいのか、救急車を呼ぶべきなのかを判断することをお願いされました。
当日、初めに行ったのは、怪我や嘔吐の時などにどう対応するかを、準備されている救護用品などを見て、イメージを行いました。
また、常に急な事態にもすぐに対応できるように、イベント中の所在を明確にすることは心がけていました。
さらに”コンサート中よりも、コンサート開始前や終了後の時間帯の方が、怪我の可能性が高いかな?”と思い、この時間帯は救護室を出て、イベントスタッフの方々と一緒に、エントランスホールで子供達の見守り、声かけを行いました。
幸運にも、このイベントで私の仕事は全くありませんでした。
イベントのお仕事は、ほとんどの場合、”看護師として何もせずに終わった”ということが多いようです。
なので、看護師として必要とされる場面では、もちろんですが、それ以外の来場者とのコミュニケーションや、イベントを楽しんでもらえるような心がけを行うことで、主催者の方々にも喜んでいただけることを感じました。
イベント救護:1日の収入
今回のお仕事の拘束時間は、朝の9:30~16:00までの6時間30分でした。
救護要員は、看護師1人のみで、イベント中のお昼休憩時間として決まったものはありませんでした。
日当9,000円で、交通費支給あり。昼食のお弁当もついていました。
時給換算すると、1,400円弱ではありますが、内容からすると、お得なバイトだったように思います。
イベント救護に向いている人は?
このように、イベントのお仕事は、何もないことの方が多いお仕事になります。
ですが、”救護員は自分以外いない”という状況も多いお仕事です。
何かあった時に、とりあえずの処置ができる。また、緊急かどうかの判断ができることが必要とされます。
看護師として、2年以上の経験があれば、簡単な処置や緊急性の判断は可能なはずなので、比較的多くの看護師さんに向いているお仕事だと感じます。
また、イベントでのお仕事は、医療系以外の企業での仕事になります。
”時間を守る”、”相手の目を見て挨拶をする”などの社会人としての常識をもって、笑顔でコミュニケーションを取れる方ならば、先方の企業の方にも喜んでいただけるでしょう。
まとめ
以上、私の経験を交えて、イベント救護のお仕事についてお話ししました。
お仕事をしてみて、私が感じたイベント救護の心構えは以下の4つです。
・イベントで看護師が活動するのは、何かあった時のみ。
・何かあった時にすぐに対応できる準備が大切。
・社会人としての基本的マナーを守る。
・何もすることがない時でも、イベント主宰の方が何をすれば喜んでくれるかを考えて動けたら言うことなし!
このように、少し特殊な、病院では経験できないような単発のお仕事に興味がある方は、このようなお仕事を紹介しているエージェントに登録して、エージェントの担当者に希望を伝えておく必要があります。
単発のお仕事紹介を行なっているエージェントについては、こちらの記事です。